いかに本番で戦えるか 東大数学で1点でも多く取る方法を独自解説
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参考書の名前:東大数学で1点でも多く取る方法(理系編)
著者:安田亨
難易度:
(東大・京大レベル)こんな人におすすめ:星4レベルの参考書が終わり、まだ余力のある人
数学を得点源にしたい人、本番に自信のない人
特徴
星4レベルの参考書を完成できたけど、なんだか本番には自信がないんだよな〜。
当日全くの初見の問題が出てきた時に凡人の僕が天才的な発想ができるとは思えないよ、、、
ほう。
なんで天才的な発想が必要だと思ったんだ?
だってどの参考書も整理されていて無駄のない解答になってるじゃん。
本番当日にあの解答を自分でつくるのはなんだか無理な気がして、、
本番であの整理された解答を作る必要は全くない。
むしろ泥臭い解答こそが本番で1点でも多く取ることにつながるのだ!
そのためのいろんな武器を与えてくれるぽつぽつのバイブルとも言える参考書を教えてあげよう。
それが、
東大数学で1点でも多く取る方法
だ!
東大数学で1点でも多く取る方法(以下「1点でも」)と聞くと、「テクニック本か?」と疑いたくなりますが、そうではありません。
1点でもは他の参考書にみられるスタイリッシュな解答ではなく、泥臭いやり方で点をもぎ取ることを目指します。
本書では「困難は分割せよ」というデカルトの名言が何回もでてきます。
この名言を1点でもでは「他変数の問題では一度に動かさずいくつかを止めて残りを動かせ」と解釈しています。
他にも垂直二等分線の方程式を学校では中点と傾きを利用して考える方法を教わりますが、入試本番では文字が複数入るのでこの方法だと面倒になってしまいます。
そこで距離を利用することで自分が今なんの操作をしているのかわからないということがなくなります。
詳しくは1点でもを手に取って読んでもらいたいのですが、このように実用的で理にかなった方法が多く載っています。
また、1点でもは試行錯誤をすることに重点を置いています。
時間はかかるけど確実に解ける方法で東大の問題を解説しているので、全く手が動かないということをなくし緊張しがちな入試本番でより高い点数を望むことができます。
天才はひらめきで問題を対処することも容易なのかもしれませんが、我々凡人にはやれと言われても到底難しいものです。
普通の人がいかに点を稼ぐかを余すことなく教えてくれる参考書になっています。
中には大学の知識を利用して問題をショートカットして解く方法を教えてくれています。
私が特に有効だなと感じたのはガウス・グリーンの定理を使用した面積の問題の解法です。
しかし大学数学の範囲なので理解してないで使おうとしても上手くモノにできません。
理解できるなら使う、理解できないなら使わない、と自分で判断することも必要なので自分をある程度理解している使い手でないと難しいかもしれません。
1点でもを実際に使っているとわかるんだけど、東大生ならみんな解けそうな問題や逆に全く刃が立たない問題は解説が少なくて、解けるか解けないかギリギリの問題の解説がすごい充実してるんだよね。
このバランスにはなにか裏があるんじゃないかな。
いいところに気がついたな。
1点でもの著者である安田亨先生は予備校の生徒に問題を解かせてどこで間違えやすいか、どこまで解けるかを分析しているんだ。
だから他の受験生よりも1点でも多く取れるような情報が満載になっているんだ。
本筋とはずれるのですがこの1点でもは安田先生の東大批判が凄まじくとても面白いです。
ラフに書いてあるので気張りすぎずこの参考書に取り組むことができるでしょう。
ただし、どんなに解説が充実していても東大の問題を扱っているということは忘れてはいけません。
土台をしっかり作った上で1点でもに取り組まないとせっかくいい参考書なのに意味をなさないので気をつけてください。
目的
この参考書の目的は単純明快です。
今まで学んできた知識をいかに本番で使えるようにするかを学ぶということです。
武器を入手、強化しても使い方をしらないと意味がないよな。
使い方
1点でもは多くの使い方ができます。
まずは東大の問題を解けるレベルにない人は解説の充実した過去問として使用する方法です。
年数別に解き進めるのも入試本番を想定してランダムに複数ピックアップして解くのも良いでしょう。
時間に余裕のある人は最初のページから1日2問ずつ解けば2〜3ヶ月で完成させることができます。
またその時にぽつぽつがおすすめする「ウォズニアック式」で繰り返し復習するのがおすすめです。
時間に余裕のない人は苦手な分野のみをつまんで学習するのがいいでしょう。
赤本におけるB、Cレベルの問題のみを解き進めるのもありです。B、Cレベルは合否を左右する問題のためこれに絞って勉強するだけでも十分力になるでしょう。
それに1点でもは東大志望以外の受験生でも使えるぞ。
東大志望の受験生は1点でもを使用している率は非常に高いです。
しかし、他の大学を志望している受験生にはあまり知られていない参考書です。
だからこそ他の大学では大きなアドバンテージになり得ます。
ただし、志望の大学にあったレベルの参考書を完成させることが最優先です。
数学を得点源にしたい場合のみに限ることに注意しましょう。
ぽつぽつ自身も東大志望ではなかったが、1点でもを使用していた一人だ。
入試前日ホテルに唯一持ってきた数学の参考書は1点でもというぐらいお世話になった参考書だ。
次にぽつぽつがいかにして1点でもを使ったかを教えよう。
このように気づいたことや自分なりの言い換えをふせんに書くんだ。
我々の頭は思っているほど記憶できないもの。
そこで頭の外に保存することでより整理させることができるというわけだ。
参考書に直接書くこともできるが、貼り直しがきくふせんのほうがより使いやすいだろう。
まとめ
入試本番は思ったよりも手が動かないものです。
そこではいかに冷静に問題を対処できるかが求められます。
1点でもは入試本番に活きる多くの実用的な情報が載せられています。
数学でアドバンテージを取りたい受験生、東大数学が苦手でも少しでも点を稼ぎたい受験生におすすめしたいこの1冊。
余力があればぜひ参考書ルートにいれることをお勧めします。
困難は分割せよ。
ルネ・デカルト
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