合格ルートを作ろう!


先に言っておく。
今回の記事は逆転合格を目指す人向けのものだ。
現時点で自信をもって合格できると言える人は引き続き勉強を続けてくれたまえ。
逆に自信がない人は今回の記事は非常に有用だぞ。
みなさんこんにちは。
「怠惰系」の「怠惰系」による「怠惰系」のための塾、
ぽつぽつゼミの塾長のぽつぽつです。
この記事を訪れた人には様々な人がいると思います。
今続けている勉強が本当に正しいやり方なのかわからない人、
受験勉強を始めたいが、何をしたらいいかわからない人、
まだ勉強のやり方がわからない人。
持っている思いは人それぞれだと思いますが、まずこのブログに訪れようと少しでも受験について興味をもっているその態度がとても大事です。
今回の記事を読むことで合格までの道筋がはっきりすると思います。
ぜひ、受験生のみなさんの力になれたらいいなと思います。
逆転合格には合格ルートが必要!
まずはこのグラフをみてください。

これは1年前から勉強を始めた人と半年前から勉強を始めた人が同じように勉強した場合のグラフです。
勉強していない段階を0、合格の基準を10としています。
世の中の多くの受験勉強についての情報は、このグラフの1年前から勉強を始めた人のためのものであり、半年前から勉強を始めた人向けのものではありません。
逆転合格をしたい人の理想は次のグラフのようになると思います。

先ほどのグラフとこのグラフの違いはわかりますか?

その違いはずばり「傾き」だ!
受験のために使える勉強時間が少ない人が合格するためには傾きが求められます。
では受験勉強での傾きとはなんでしょう。
それはその人にあった合格ルートです。
これらがみなさんの勉強の質を高める=傾きを大きくするのです。
この合格ルートには、参考書で独学で勉強することも塾を活用して勉強していくことも含まれています。
大事なのは事前にルートを立てることです。
ルートを立てることで、合格するために何が必要なのか俯瞰してみることができるようになり、また今の自分の立ち位置を理解できるようになります。
すると、今の自分にはどんな知識が必要なのかわかり、それを求めようとより深い学習をすることができるようになるのです。

どうだ?
勉強の質を高めれば合格できるかもしれないという実感が湧いてきただろ?
さらに質を高めるための情報をもっと教えていくぞ。
独学か?塾か?
合格ルートを決めるにあたって最初に悩むポイントです。
私は独学で参考書を用いて勉強を進めましたが、人によって向き不向きがあります。
塾ルート、独学ルートそれぞれのメリットデメリットを見ていきましょう。
塾ルート
メリット
- 学習習慣が身につく
- 学習環境を確保できる
- 受験に必要な情報を得やすい
デメリット
- 周りのペースと同じため自分のペースで勉強できない
- 受け身に終始してしまう
- 費用がかかる
独学ルート
メリット
- 塾に比べてコスパが良い
- 自分のペースで学習できる
- 自分で計画を立てて実行する力がつく
デメリット
- 計画を立てるのが難しい
- アウトプットできる機会が少ない
- 監視されないためサボってしまうことがある

一概にどちらがいいとはいえないけれど、より逆転合格をするのに向いているのは自分にあったルートを立てやすい独学ルートかもな。
次にどちらを選択したかによってどんな行動をすればいいか伝えていきます。
塾ルートを選択した人
塾ルートのほうが向いているなという人は、各予備校の情報を仕入れて自分にあった予備校に入りましょう。
具体的なルートについてはメンターがついてくれると思うので、目標や時間などを考慮して受験計画を立てましょう。
直接先生に教わることができるのは独学ルートにない強みだと思うので、しっかり活用してください。
また、今後この記事では実際に予備校に通った人に経験談を語ってもらいたいなと思っています。
ぜひ記事を楽しみに待っていてください。
独学ルートを選択した人
逆転合格に必要なことは先ほどもお話ししましたが、「傾き」です。
それは他の受験生とゴールが同じでスタート地点が他の受験生よりも遠いからです。
傾きをいかにして大きくするのか。
それは志望の大学に合格するためのレベル、今の学力、残り時間の3つを考慮し、ゴールから逆算して計画を立てることです。
次の章で実際に参考書ルートを立てていきましょう。
実際に合格ルートを作っていこう!

ぽつぽつが実際に立てた合格ルートを例に一緒に考えていくぞ。
ぽつぽつの志望大学は名古屋大学工学部でした。
進学校に行っていたとはいえ、高2までは一切勉強せず学年順位は200位/280人。
レベル的にはこのままいくと地元の県立大学に進学できるかぎりぎりというレベル。
残り時間は1年でした。
志望大学のレベルについて調べる時は同時に志望大学の傾向について調べることも大事です。
次に最終的に終わらせたい参考書のレベルを決めました。
名古屋大学の2次試験に必要な教科は数学、物理、化学、英語。
数学は「ハイレベル数学の完全攻略」程度のレベル、
物理・化学は「重要問題集」レベル、
英語は名古屋大学が英文解釈の問題が多いこともあり、「ポレポレ」レベルが必要です。
これは様々なサイトやYouTube、学校の先生に聞くなどして調べましょう。
そして実際にやる参考書を具体的に決めていきます。
難易度、かかる時間、わかりやすさなど様々な観点で考える必要があるのですが、
ぽつぽつゼミでは参考書を「難易度」「こんな人におすすめ」「得られる能力」「特徴」「目的」「使い方」の6つでわかりやすく解説しています。
ぜひ他のサイトや動画と一緒に参考にしてみてください。
実際に私が決めた参考書は
数学・・・「ハイレベル数学の完全攻略」
物理・・・「名問の森」
化学・・・「Doシリーズ」
英語・・・「ビジュアル英文解釈」
となりました。
最終的に終わらせる参考書を決めると、自然と今の学力からその参考書までに必要な参考書が出てくると思います。
数学を例にとると、
「今のレベルは青チャートは答えを見れば理解できる程度だから、青チャートとハイレベル数学の完全攻略の間に一つ参考書を挟もう」
といった感じです。私は間に挟む参考書として「最高の演習160」という参考書を使いました。
この参考書は唯一私が自ら選んだ参考書ではなく、数学教師の親が私と1日1問解くために使った参考書で、青チャートを周回している間思考力を養うために用意してくれたものでした。
他にも計算力を養うために「合格る計算」という問題集も使ったのですが、具体的な教科の内容はまた別の記事でお話ししたいと思います。
大事なことは使う参考書に意味や目的を持たせることです。
思考停止で参考書を使わないでしっかり目的を考えて深く理解しようとしましょう。
これが「傾き」を大きくするための大事なことです。
使う参考書が決まったら、1冊にどれだけの時間をかけるか決めて受験までの期間にあてはめましょう。
ぽつぽつの数学の参考書ルートだったら、
青チャート・・・3ヶ月
合格る計算・・・1年間継続
最高の演習160・・・他の参考書と同時に5ヶ月
ハイレベル数学の完全攻略・・・3ヶ月
といった感じです。
月単位で計画できたら、さらに細分化して1日にどれだけの問題数を解けばいいのかを考えます。
ハイレベル数学の完全攻略だったら1A2B3C合わせて85題です。
これを3ヶ月で終わらせるためには1日に2題解けば完成することができるな、といった感じです。
ただ、もちろん1回問題に触れただけでは身につくはずがありませんよね。
そこで復習をすることが必要になってきます。
もちろん復習するタイミングも重要でただ思いつきでやっていてもばらつきがでたりあまり効果的と言えません。
そこで使うべき効果的な復習タイミングは「ウォズニアック式分散学習」です。
これはポーランドの研究者ピョートル・ウォズニアックが提唱した科学的に正しい復習タイミングです。

実際にぽつぽつ自信もこのウォズニアック式で復習して、定着させられたぞ。
復習タイミングを決める他のメリットとして、いつ復習しようという計画のために時間を割く必要がなくなるから、より勉強に集中できるようになるんだ。
詳しくはまた別の記事でお伝えしようと思います。
日単位のスケジュールが決まったらあとは実行するのみです。
事前に計画は十分立てられていると思うのでなにをやったらいいか分からないとはなっていないと思います。
この実際に勉強する段階でも大事なことがあります。
それは効果的な学習法でやることです。
がむしゃらに参考書に書いてあることを全て書き写していても質が落ちます。
計画が完璧でもインプットの質が落ちれば元も子もありません。
ここでも科学的に正しい勉強法を活用して質を上げましょう。
ぽつぽつゼミでは科学的に正しい勉強法をたくさん紹介します。
ぜひ普段の学習に役立ててください。
実際に勉強していくと思ったより時間がかかったり、むしろ早く終わりそうだなと計画とズレが出てくると思います。
またある程度勉強について理解が進んでこっちの参考書のほうが自分にあってるなと思うこともあるでしょう。
そんな時はぜひ参考書ルートを変更してください。
自分に対して理解が進んでない段階で決めた参考書ルートよりもある程度理解が進んでいる段階で気づいたことのほうが明らかに自分に合っています。
計画と大きくズレが生じないか確認し、今までのように計画をして取り組んでください。
実際にぽつぽつはハイレベル数学の完全攻略を終わらせた後、時間に余裕があり数学を得点源にしたいと考えていたため東大数学で1点でも多く取る方法という参考書を追加しました。
結果的に入試で数学で大きくアドバンテージをとったことにより合格することができたので追加して良かったなと思います。
他にも、今やっている勉強が本当に正しいのかだんだんわからなくなってくることもあるでしょう。
そのまま続けていても今に集中することはできません。
そんな時は自分で自分に対してテストを作ってみるなどチェックする作業をしましょう。
そこで理想通りなら今やっていることは正しいし、ズレがあるなら改善しなくてはいけません。
日々勉強する中で見直すことも定期的に行えるといいですね。
今までのポイントをまとめると、以下の6つになります。
- 志望大学のレベル・今の学力・残り時間の3つを考えてみよう!
- 最終的に終わらせたい参考書を決めよう!
- 現時点からゴールまでに使う参考書を決めよう!その時に各参考書に目的を持たせることが大事!
- 年単位のスケジュールから日単位のスケジュールまで落とし込もう!
- 効果的な学習法を活用して計画を実行していこう!
- 実際に勉強する中で計画を見直すことを意識して行おう!
まとめ
ここまで読んでくださった皆さんは今、自分でも逆転合格できるかもしれないという自信を持ち始めていると思います。
この気持ちのまますぐに行動してください。
人は気づいたらサボっている生き物です。
これはどんな成功者でも同じ、人間の性なのです。
明日やろうでは遅い。
今始めるのです。
両頬を叩いて、「やるぞ!」と口に出してみてください。
それだけで人は行動できるようになるのです。
ぽつぽつは皆さんの合格のためにたくさんの情報をこれから提供していきたいと思います。
一緒に受験勉強を頑張りましょう。
私は物事をとことん突き詰めるのが好きなんだ。そうすれば、たいてい良い結果が出るから。
ビル・ゲイツ